0〜1歳のおふろガイド

0〜1歳のおふろガイド

2025年11月26日

はじめての入浴と親子のリラックス時間

赤ちゃんとのお風呂は、ただ体を洗うだけの時間ではありません。
温かいお湯と親子のスキンシップが、赤ちゃんの安心感を育み、ママ・パパにも“ほっとできる時間”をくれます。
このガイドでは、生まれてから1歳までの親子が「安全に」「リラックスして」「楽しめる」お風呂時間を創るための流れ・ポイント・グッズなどをまるっと紹介します。


1|0〜1歳のおふろって、どんな時間?

赤ちゃんにとって、お風呂は体温を整え、血流を良くし、スキンシップを深める場。
赤ちゃん自身もあたたかなお湯につかることや清潔になること心地よく感じ、リラックスできる時間になります。
親にとっては、忙しい毎日の中で“抱っこして湯に浸かる”数分が、心をゆるめる時間に。お風呂だけで見られる赤ちゃんの表情は、なんとも言えず可愛らしいものです。

自分で動けない赤ちゃんの安全を守るのも大事な役目。
準備をしっかりして、安全にお風呂に入れましょう。


2|はじめての入浴:押さえたい3つの基礎

✔ 室温と湯温の調整

赤ちゃんの体は体温調節機能が未熟。
沐浴を卒業し、一緒に入浴するようになったら『38〜40℃』を目安にしましょう。 (hawaiiwater.co.jp)
大人には少しぬるめに感じますが、赤ちゃんにはちょうどいい温度。熱すぎるお風呂は赤ちゃんの負担になります。
また浴室と脱衣所も温めて、湯冷めを防ぎましょう。

✔ 必要なものを手の届く範囲に用意

入浴中は、大人が赤ちゃんを抱えて動くことになります。ベビーソープなど入浴グッズは事前に用意して手に届くところに用意しておきましょう。
お風呂上りのバスタオル、肌着、おむつ、着替えなどをあらかじめひとまとめにしておくと安心です。 (ムーニー)

✔ 短時間が基本

乳児期のお風呂は、入浴時間として「10分以内」が一般的な目安です。
お風呂を始めたばかりの数か月は、湯船につかる時間は約1分が目安。 (たまひよ)
長風呂は赤ちゃんの体に負担になるため避けましょう。


3|月齢別のお風呂ポイント

● 沐浴卒業〜3ヶ月(首すわり前)

首がすわらない時期は、バスマットに寝かせたまま洗うと安全です。湯船につかる時間も短く(数分以内)するなど、赤ちゃんの安全第一です。

● 4〜6ヶ月(首すわり〜おすわり前)

少しずつ動きが出てくる時期。おもちゃを入れてあげても機嫌が良くなることが多く、「遊び+入浴」が導入しやすくなります。

● 7〜12ヶ月(おすわり〜つかまり立ち)

足腰がしっかりしてきて動きも活発に。滑りやすさ・浴槽への出入りの安全確保が重要です。滑り止めマットなどを使いましょう。
また、湯船につかる時間を少し長めに(3〜5分目安)してもOKです。


4|親がラクになる“段取りのコツ”

  • 入浴前に「タオル・着替え・保湿・おむつ」などを脱衣所近くに準備。大人の分も忘れずに。
  • 赤ちゃんが機嫌の良い時間帯を狙って入浴。疲れて泣いている時は無理せず拭き取りだけでもOK。 (Amber mimi)
  • 自分の入浴時間も、赤ちゃんの入浴とは確保して“ママ・パパの一息”に。

5|便利グッズ&安全アイテム

  • ベビーバス(沐浴期)
  • バスマット
  • バスチェア(首すわり以降)
  • 湯温計
  • 滑り止めマット

赤ちゃんの成長によって危険なポイントもどんどん変わっていきます。月齢に合った対策をしましょう。


6|よくある困りごとと対策

● 赤ちゃんが泣いてしまう

理由の多くは「湯温が合わない(熱い)」「お腹が空いている」「眠たい」など。生活リズムに合わせ、なるべく機嫌の良いタイミングでお風呂に入れてあげましょう。

● 体が冷えてしまう

特に冬場は脱衣所の室温が低くなるため、お風呂を出る際の温度差に注意。脱衣所も暖めておきましょう。

● 大人が自分を洗えない

安全な場所に赤ちゃんの待機する場所を作り、先に大人のシャンプーなどを済ませましょう。
脱衣所にバスタオルを敷いて寝かせたり、バウンサーを用意して、ドアを少し開けて様子を見ながら行います。赤ちゃんを浴槽でひとりで待たせるのは、大変危険なので避けましょう。 (ニフティ温泉)
赤ちゃんの首につける浮き輪タイプのおもちゃは、入浴のための便利グッズではありません。使用法に注意しましょう。(消費者庁)


まとめ

0〜1歳のお風呂は、親子の関係を深め、赤ちゃんの安心感を育む大切な時間です。
でも「完璧を目指す」必要はありません。
室温・湯温・段取りを整えるだけでも、ずっと快適に入浴できるようになります。
そして、親が少し余裕を持てれば、それだけで“入れること”自体が幸せなひとときになります。

どうぞ、このガイドを助走台に、親子のおふろ時間を心地よく育んでいってください。


参考ページまとめ


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