お風呂に一人で入れる年齢は?いつから練習?

お風呂に一人で入れる年齢は?いつから練習?

2025年11月26日

4〜6歳のおふろ“ひとりで入る”練習、いつから?

幼稚園年中・年長あたり(4〜6歳)は、体が大きくなり、自分でできることも増えてくる時期です。
お風呂も「ママ・パパと一緒」から「ひとりで入ってみたい」という気持ちが出てくるタイミング。

ただし、「何歳から絶対ひとりで入れる」という明確な年齢はありません。「子どもの未来を考える子育てサイト いこーよ」の調査では、5歳を境に大きく増加傾向にあり、もっとも多かったのは8歳以上(約33%)でした。(future.iko-yo.net)
他の多くの調査でも、ひとりで入浴を始めるのは小学校低学年〜中学年が多めという結果があります。

それでも、4〜6歳の時期に「ひとり入浴への練習を始める」ことは十分に意義があります。
その練習の準備とポイントを具体的に見ていきましょう。


いつから始める?目安&子どもに合わせて判断

  • 4歳前後:まだ完全には難しいが「ひとり入浴の練習期」に入れる
  • 5〜6歳:自分で洗える力・判断力がついてくる時期。ひとり入浴の試練日とも言える
  • 小学校入学以降:ひとりで入浴できる家庭が増えていく傾向あり。

つまり、4〜6歳は“ひとり入浴の準備期”としてベストな時期と言えます。子どもが「ひとりで入ってみたい」と言い出したら、「練習を始める良いタイミング!」と捉えて、安心環境を整えてあげましょう。


ひとり入浴練習を始めるための準備ポイント

  1. 体と髪を自分で洗う練習
     「頭を濡らしてシャンプーする」「身体を泡でこすって流す」など、一連の洗う流れをママ・パパと一緒に練習しておくとスムーズです。
  2. 安全ルールを明確にする
     ・湯船では潜らない
     ・浴槽のふちに座らない
     ・滑りやすい床では走らない
     ・ドアは開けておく、扉をロックしない(外から開けられるように)
     ・お湯の温度は変えない
     ・給湯器のボタン類に触らない
     ・何かあったら大きな声で呼ぶ
     など、ひとりで入るときのルールを事前に確認しておきましょう。
  3. お風呂の環境を整える
     安全で快適な「練習しやすい空間」をつくりましょう。
     ・シャワーヘッドの高さを子どもに合わせる
     ・手の届く位置にシャンプーやタオルを置く
     ・すぐに助けに入れるよう、脱衣所で親が見守る
     など、「安心して試せる環境」を整えることが自立の第一歩です。
     
  4. ステップを分けて少しずつ挑戦
     最初は「シャワーだけひとりで浴びてみる」「洗うところだけ自分で」などから始めてOK。慣れてきたら、短時間のひとり入浴→最後の仕上げを親がチェック、と段階を踏みましょう。
     
  5. ひとり入浴ができたら「できたね!」と褒める
     ひとりで少しでもできたら、タイミングを見て「よく自分でできたね!」と褒めてあげましょう。成功体験が「またひとりで入ろう!」という意欲に繋がります。

お風呂を“安全な学びの場”にする工夫

4〜6歳は、お風呂の中で学びや発見も多い時期です。
湯温やお湯の量、体の洗い方などを通して、「どうすれば安全に気持ちよく過ごせるか」を親子で話し合える貴重な時間です。
「お湯の温度を確かめられたね」「しっかり身体を流せたね」と声をかけて、子どもの自信と判断力を育てましょう。


まとめ:子どもの成長に合わせて少しずつチャレンジしよう

4〜6歳のお風呂ひとり入浴練習は、子どもの成長(体・心・自立)と連動しています。
子どものペースに合わせ、少しずつ“ひとりで入れる力”を育てていきましょう。
今日できた小さなステップが、将来の自信につながります。


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