滑り・溺れ防止!親子のお風呂 安全チェックリスト

滑り・溺れ防止!親子のお風呂 安全チェックリスト

2025年11月26日

親子のおふろ時間をもっと安心に。事故防止チェックしてみよう

リラックスタイムのお風呂はついつい気がゆるみがちですが、親子の入浴には、小さな“ヒヤリ”が潜んでいます。実際に、浴槽内での赤ちゃんの溺水事故や、滑って転倒する事故が多く報告されています。(CAA Japan)
そこで今回は、親子のおふろ時間を安心にするための5つのチェックポイントを紹介します。おふろ時間の“安心感”のため、見直してみましょう。


✅ チェック1:浴槽・浴室内の床と洗い場を滑りにくく

滑りやすい床・タイル・浴槽のふちが転倒の大きな原因になります。体のバランスを取りにくい3歳ごろまでは、マットや吸盤付き滑り止めシートを敷くと安心です。
お家のお風呂に合った滑り止めマットを選び、転倒リスクを軽減しましょう。(babyco.co.jp)


✅ チェック2:浴槽の残り湯を溜めない・湯を抜く習慣を

浴槽にお湯をためたままにしておくと、子どもが一人で浴室に入ってしまったときに溺水のリスクとなります。(CAA Japan)
お風呂のあとは、速やかにお湯を抜きましょう。


✅ チェック3:子どもだけで浴室に入れない仕組みをつくる

家の中の溺水事故の多くは「子どもが一人で浴室に入った瞬間」に起きています。
ドアの鍵、ベビーゲート、チャイルドロックなどで“勝手に入れない環境”を整えることが大切です。 (morino-kodomo.com)
元からチャイルドロック機能が付いている浴室ドアも多いので、お家のドアをチェックしてみましょう。


✅ チェック4:身体を洗う・髪を洗うタイミングは‘抱きかかえ洗い’

髪を洗っている間、子どもを浴槽に置きっぱなしにしていると、思わぬ転倒・溺水につながります。子どもを洗い場に移動させてからママ・パパ自身を洗うor 抱いて洗う流れにして、目を離さない時間をつくりましょう。 (たまひよ)


✅ チェック5:定期的な点検と「どこが危ないか」を話し合う習慣を

浴室備品の劣化(マットの滑り止めが弱くなる、吸盤が取れそうになるなど)や、子どもの動きが変わってくる(つかまり立ち→歩き出し)時期など、環境をアップデートすることが重要です。
家族内で「今日はどこが危なかった?」と共有したり、親子で安全について話す時間をつくり子どもの安全意識も育てましょう。


まとめ:子どもの成長に合わせて見直そう

おふろの安全対策は「一度整えたら終わり」ではありません。
子どもが成長すると、動き方も遊び方もどんどん変わっていきます。

つかまり立ちを始めたら——滑り止めマットを強化。
歩けるようになったら——浴室ドアのロックを再確認。
おしゃべりが増えてきたら——「ここはあぶないよ」と一緒に話す習慣を。

親子のバスタイムは、成長をいちばん近くで感じられる時間でもあります。
だからこそ、その時期に合った安全チェックを重ねていくことが、
“安心して笑えるおふろ時間”を守るコツです。

「今のわが家にぴったりの安全対策」を、季節の衣替えのように少しずつ見直していきましょう。


参考ページまとめ

乳幼児の家庭内の水回り事故防止ガイド ― 東京都生活文化局『東京くらしWEB』PDF
じっとしてない赤ちゃんのワンオペお風呂、先輩ママの乗り切り方 ― babyco
お風呂場での溺水事故防止のポイント ― もりのこどもクリニックブログ
【医師監修】お風呂の浴槽で赤ちゃんが溺れた!子どもが溺水したときの応急処置・水の事故を防ぐ対策|たまひよ