ヒヤリを防ぐ!親子で笑顔になれるお風呂の習慣

ヒヤリを防ぐ!親子で笑顔になれるお風呂の習慣

2025年11月26日

お風呂から上がる子供の体から立ち上る湯気や、石鹸のいい香り。 お風呂は1日の汚れを落とすだけでなく、親子でホッと一息つける大切な場所ですよね。

でも、水気のある場所だからこそ、「滑って転びそうになった」「目を離した隙に…」というヒヤリとする瞬間があるのも事実です。

今回は、毎日使う場所だからこそ知っておきたい、「お風呂の安全」と「清潔」についてのポイントをまとめました。神経質になりすぎず、できることから「ゆるく」習慣にしていきましょう。


1. 「ヒヤリ」を防ぐ!安全のポイント

子供の事故で意外と多いのが、家庭内、特にお風呂場での事故です。 消費者庁のデータによると、子供の不慮の事故の中でも「溺水」は上位を占めており、その多くが自宅の浴槽で起きています。

今日からできる「ゆる安全」対策

  • 「大人が洗っている間」が要注意
    • 自分(親)が髪を洗っている時、お子さんはどうしていますか?
    • 消費者庁は、子供が一人で浴槽に入っている時だけでなく、「大人が洗髪中で目を離した隙」の事故にも注意を呼びかけています。
    • 対策: 自分が洗う時は、子供を浴槽から出し、バスチェアに座らせておくか、声をかけ続けましょう。
  • お湯を抜く習慣
    • 子供は数センチの水深でも溺れることがあります。
    • 「洗濯に使いたいから」とお湯を残す場合も、必ずふたをして、子供が開けられないようにロック(またはベルト)をかけましょう。

「ちょっとだけなら大丈夫」と思わず、「お風呂場には鍵をかける」「子供一人では入れない」を徹底するのが一番の近道です。


2. 意外と怖い「温度差」に気をつけて

冬場はもちろん、春先や秋口でも気をつけたいのが「ヒートショック」です。
これは、暖かい部屋から寒い脱衣所・浴室へ移動した際の急激な温度変化が体に負担をかける現象です。高齢者だけでなく、小さな子供の体にとってもストレスになります。

東京ガスの情報サイトによると、浴室と脱衣所の温度差をなくすことが重要です。

  • 入浴前にシャワーで浴室を温める: 高い位置からシャワーでお湯を出し、蒸気で浴室全体を温めておくと効果的です。
  • 脱衣所に小さなヒーターを: お着替えの時も寒くないよう、脱衣所を暖めておきましょう。

3. 肌トラブルと汚れを防ぐ

「お風呂掃除、毎日ゴシゴシするのは大変……」 そう思いますよね。でも、カビや雑菌は、アレルギーや肌トラブルの原因になることも。 頑張りすぎない掃除術を取り入れましょう。

ピンク汚れは「菌」のサイン

お風呂の隅に見かけるピンク色のぬめり。これはカビではなく「酵母(ロドトルラ)」の一種と言われています。

  • 対策: カビより落としやすいので、見つけたらすぐにスポンジでこすり落とせばOK。増殖が早いので「見つけたらサッと」がコツです。

お風呂上がりの「保湿」は時間との勝負

清潔にした後は、お肌のケアも忘れずに。 お風呂上がりは肌の水分が急速に失われます。
バスタオルで拭いたら、パジャマを着る前に保湿剤を塗るのがベストです。親子で一緒に「塗り合いっこ」をするのも楽しいスキンシップになりますよ。


おわりに:安全は「笑顔」のために

「あれもダメ、これもダメ」とガミガミ言う必要はありません。 環境を整えてあげるだけで、リスクはぐっと減らせます。

  • お湯は抜く、または蓋をロック。
  • 脱衣所は暖かく。
  • 汚れは気づいた時にサッと。

この少しの工夫で、お風呂タイムがもっと安心で、リラックスできる時間になりますように。 今日もお子さんと、あったかいお風呂で温まってくださいね。


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