もくじ
赤ちゃんとのおふろ時間が“こわい”から“たのしい”になるまで
赤ちゃんが生まれて最初の1か月間は、ベビーバスを使った沐浴が一般的です。
その後、約1か月健診で医師から許可が出れば、親と同じ浴槽に一緒に入るケースが多くなります。
この記事では、沐浴を卒業して赤ちゃんと一緒のおふろデビューに向けて、実際の流れと安全のポイントを、おふラボ的に解説します。
Step 1:まずは“準備”で8割決まる
おふろに入る前の準備が整っているだけで、赤ちゃんもママ・パパも安心して入浴できます。
準備しておくもの:
- バスタオル(2枚:赤ちゃん用と自分用)
- 着替え(赤ちゃん用と自分用)
- 赤ちゃん用保湿クリーム
- 湯温計(目安:38〜40℃)
- 脱衣所を暖かくしておくこと(湯冷め防止)
段取り良く進めることで、「子どもを見ながら自分を洗う」という二重のタスク負荷を軽くできます。
Step 2:一緒に入る「流れ」をイメージしておく
- 赤ちゃんを脱がせ、冷えないようタオルでくるんで脱衣所のドアを開けたまま待機。
- ママ(またはパパ)が先に軽く体を洗い、次に赤ちゃんを胸に抱えて湯船へ。
- 2〜3分浸かったら、洗い場へ戻り赤ちゃんの体をやさしく洗う。首すわり前の赤ちゃんの場合は、必ず抱きかかえるか、バスチェアを使いましょう。
- 湯船にもう一度つかったら、すぐにバスタオルへ移動!
赤ちゃんは冷え・びっくり・お腹すきなどで泣くこともあります。そのときは無理せず短時間で切り上げてOKです。
Step 3:お風呂上がりの“スピード保湿”
湯上がりの赤ちゃんの肌は非常に乾燥しやすい状態。タオルで押さえるように水気を拭いたら、30秒以内に保湿を開始するのが理想です。
顔→体→手足の順で塗るとムラが少なくなります。保湿剤を手のひらになじませて温めてから塗ると、ヒヤッと感を減らせます。
このとき、子どもに「いいお湯だったね」「気持ちよかったね」と声をかけることで、「おふろ=安心で楽しい時間」として記憶されやすくなります。
Step 4:一緒におふろ時間を楽しむために
おふろの時間は、夜にこだわらなくて大丈夫。
赤ちゃんの生活リズムは日々変わります。午前の機嫌がいいときや、午後のお昼寝前など、その子のリズムに合わせて“気持ちよく入れる時間”を選ぶことがいちばん大切です。
あひるママは赤ちゃんのお昼寝後、夕食や夜のバタバタが始まる前にお風呂を済ませていました。
おふろの時間は、赤ちゃんと声を交わす・肌を感じる・水の音を聞く――五感を使った安心の瞬間です。
「あったかいね」「きれいにしようね」と声かけしたり、お肌に触れながらコミュニケーションをとりましょう。
特に言葉を話さずとも、「ママの体に包まれてる」という安心感を築く大切な時間として機能します。
まとめ:おふろは“育児のリズムと心を整える時間”
最初は緊張する「一緒のおふろ」。でも、慣れてくると、それは一日の中でいちばん穏やかで、親子の呼吸が合う時間になります。
あたたかいお湯につかる赤ちゃんの表情やホワホワの髪の毛、やわらかい手足・・・
湯気の中にあるその小さな笑顔を、どうぞ、あなたのペースで楽しんでください。
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