沐浴から一緒のおふろへ

沐浴から一緒のおふろへ

2025年11月26日

赤ちゃんとのおふろ時間が“こわい”から“たのしい”になるまで

赤ちゃんが生まれて最初の1か月間は、ベビーバスを使った沐浴が一般的です。
その後、約1か月健診で医師から許可が出れば、親と同じ浴槽に一緒に入るケースが多くなります。
この記事では、沐浴を卒業して赤ちゃんと一緒のおふろデビューに向けて、実際の流れと安全のポイントを、おふラボ的に解説します。


Step 1:まずは“準備”で8割決まる

おふろに入る前の準備が整っているだけで、赤ちゃんもママ・パパも安心して入浴できます。
準備しておくもの:

  • バスタオル(2枚:赤ちゃん用と自分用)
  • 着替え(赤ちゃん用と自分用)
  • 赤ちゃん用保湿クリーム
  • 湯温計(目安:38〜40℃)
  • 脱衣所を暖かくしておくこと(湯冷め防止)

段取り良く進めることで、「子どもを見ながら自分を洗う」という二重のタスク負荷を軽くできます。


Step 2:一緒に入る「流れ」をイメージしておく

  1. 赤ちゃんを脱がせ、冷えないようタオルでくるんで脱衣所のドアを開けたまま待機。
  2. ママ(またはパパ)が先に軽く体を洗い、次に赤ちゃんを胸に抱えて湯船へ。
  3. 2〜3分浸かったら、洗い場へ戻り赤ちゃんの体をやさしく洗う。首すわり前の赤ちゃんの場合は、必ず抱きかかえるか、バスチェアを使いましょう。
  4. 湯船にもう一度つかったら、すぐにバスタオルへ移動!

赤ちゃんは冷え・びっくり・お腹すきなどで泣くこともあります。そのときは無理せず短時間で切り上げてOKです。


Step 3:お風呂上がりの“スピード保湿”

湯上がりの赤ちゃんの肌は非常に乾燥しやすい状態。タオルで押さえるように水気を拭いたら、30秒以内に保湿を開始するのが理想です。
顔→体→手足の順で塗るとムラが少なくなります。保湿剤を手のひらになじませて温めてから塗ると、ヒヤッと感を減らせます。

このとき、子どもに「いいお湯だったね」「気持ちよかったね」と声をかけることで、「おふろ=安心で楽しい時間」として記憶されやすくなります。


Step 4:一緒におふろ時間を楽しむために

おふろの時間は、夜にこだわらなくて大丈夫
赤ちゃんの生活リズムは日々変わります。午前の機嫌がいいときや、午後のお昼寝前など、その子のリズムに合わせて“気持ちよく入れる時間”を選ぶことがいちばん大切です。
あひるママは赤ちゃんのお昼寝後、夕食や夜のバタバタが始まる前にお風呂を済ませていました。

おふろの時間は、赤ちゃんと声を交わす・肌を感じる・水の音を聞く――五感を使った安心の瞬間です。
「あったかいね」「きれいにしようね」と声かけしたり、お肌に触れながらコミュニケーションをとりましょう。
特に言葉を話さずとも、「ママの体に包まれてる」という安心感を築く大切な時間として機能します。


まとめ:おふろは“育児のリズムと心を整える時間”

最初は緊張する「一緒のおふろ」。でも、慣れてくると、それは一日の中でいちばん穏やかで、親子の呼吸が合う時間になります。
あたたかいお湯につかる赤ちゃんの表情やホワホワの髪の毛、やわらかい手足・・・
湯気の中にあるその小さな笑顔を、どうぞ、あなたのペースで楽しんでください。


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