“おふろイヤ!”への対処法をまとめました
「おふろ入るよ~」と声をかけた瞬間、全力で逃げ出す2歳児。
泣く、叫ぶ、服を脱がない…まるで戦いのような時間。
そんな経験、ありませんか?
イヤイヤ期(2~3歳ごろ)は、自我が芽生え始める大切な時期。
実は「おふろイヤ!」にも、子どもなりの理由があります。
なぜイヤイヤ期は“おふろ拒否”が起きるの?
① 「自分で決めたい」気持ちのあらわれ
発達心理学では、2歳ごろから「自律性(じりつせい)」が育つと言われています。
つまり、「自分で決めたい!」という気持ちが強くなるのです。
お風呂も例外ではなく、「今入りたくない」「おもちゃを片付けたくない」と感じるだけで大きな抵抗につながります。
② 感覚的な不快さ
お湯の温度やシャワーの音、顔や頭が濡れる感覚が苦手な子もいます。
特に感覚が敏感な子は、温度差や泡の感触をストレスに感じることもあります。
③ 疲れや空腹、タイミングの問題
夕方の入浴は、ちょうど眠気や空腹が重なる時間。
そのタイミングで誘うと、当然「イヤ!」が爆発しやすくなります。
イヤイヤ期のおふろ対策5つ
① 「選択肢」を渡して自分で決めさせる
「先に頭あらう?体あらう?」「おもちゃどれ持っていく?」
自分で選べると、気持ちがコントロールできる感覚を得られます。
「イヤだ!」が「やってみようかな?」に変わる小さなきっかけです。
② 遊びながら誘う
おふろを「お仕事」ではなく「楽しいイベント」に変える発想。
お風呂用おもちゃや、家にあるものを使った遊び(バスボム・カップ・泡アート)も効果的。
おふろ嫌い対策の定番です。→ 関連記事:「100円ショップで楽しむ!おふろあそび5選」
③ 入浴前に“見通し”を立てる
急に「入るよ!」ではなく、「あと5分したらおふろだよ」と伝えると心の準備ができます。
予告してあげることで、ある程度心の準備ができるから、イヤイヤ期の子どもでも次の行動に移しやすくなります。
④ 「短時間×シャワーだけ」でもOK
完璧を目指す必要はありません。
その日の気分に合わせて「今日はシャワーだけでいいか」と柔軟に。
親のストレスが減ると、子どもも安心して入浴できるようになります。
⑤ “できた!”をたくさん褒める
「今日は自分で入れたね」「シャワー気持ちよかったね」
その一言が、次の日の“やる気”を育てます。
イヤイヤ期は、成功体験の積み重ねで少しずつ落ち着いていきます。
まとめ:完璧じゃなくていい、“笑顔で終われるおふろ”を
イヤイヤ期のおふろは、どうしても親も疲れてしまうもの。
でも、「全部やらなきゃ」「毎日湯船に入れなきゃ」と力を入れすぎなくて大丈夫。
シャワーだけでも、お風呂で歌を歌うだけでもOK。
子どもが“お風呂=楽しい”と思えたら、それがいちばんの成長です。
笑いながら入れた日は、それだけで満点です。
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