もくじ
一人で子どもとおふろに入る、リアルな工夫と安心のコツ
共働き家庭が増える中で、「平日はほぼワンオペ」というママ・パパは少なくありません。
特におふろは、時間・安全・体力のすべてが試される瞬間。
この記事では、ワンオペで子どもとおふろに入るときの現実的な方法を紹介します。
1. 「おふろ前の準備」で9割がラクになる
おふろの大変さの多くは、“準備不足”から生まれます。
「脱衣所が寒い」「タオルが届かない」「子どもが逃げる」——あるあるですよね。
準備リスト(1〜5歳向け)
- 脱衣所を温めておく(ヒーターまたはドライヤーの余熱でもOK)
- 子どもの着替えとタオルを手の届く範囲に置く
- 保湿クリームと水分補給(麦茶など)をスタンバイ
赤ちゃんのお肌の薄さは大人の半分ほど。乳幼児の入浴後は「5分以内の保湿」が肌の乾燥を防ぐポイントとされています。(ナチュラルサイエンス )
準備を整えておけば、あわてず落ち着いてケアできます。
2. 「順番を決めておく」と事故が減る
ワンオペで怖いのは、一瞬のスキ。
消費者庁のデータでは、浴室での乳幼児の事故の多くが「保護者が一時的に目を離した時」に起きています。(消費者庁 事故情報データバンク)
とくに2〜3歳は好奇心が爆発する時期。
ママ・パパは自分を洗っているときでも目を離さず、「ママ洗ってる間、アヒルさん何してるかな?」など、声かけを続けましょう。
おすすめの流れはこちら。
① ママ・パパが先に体を洗う
② バスチェアやベビーバスに座らせ、子どもは湯船で遊ばせる
③ 一緒に湯船に浸かる(2〜3分)
④ 子どもを上げて拭き、保湿・着替え
⑤ ママ・パパが最後に軽く流す
大切なのは「どこで誰が何をするか」を、毎回ほぼ同じ流れで行うこと。
子どもが“おふろルーティン”を覚えると、グズリも減ります。
3. 便利グッズに頼っていい
「全部自分でやらなきゃ」と思うと疲れます。
ワンオペは、“工夫で乗り切る”のがポイント。
頼れるアイテムを遠慮なく使いましょう。
- バスチェア:首すわり前から使えるリクライニングタイプも便利
- おふろマット:滑り防止+保温効果
- おふろおもちゃネット:お片づけ&乾かせる
- 泡のソープ:泡立て不要で片手で洗える
- オールインワンのスキンケア:ママ・パパも使えるタイプもおすすめ
4. 3分でも“ごほうび時間”に変えるあそび&声かけ
“時短”を求められるワンオペお風呂だからこそ、が3〜5分でも「楽しい」瞬間を作ると子どもが楽しんでお風呂に入れる習慣づくりができます。
- 浴槽に入ったら「今日は何して遊ぼうか?」と声をかけてみる。
- カップで“ジュース屋さんごっこ”など、簡単なあそびを。
- 「これが終わったらあがろうね」と区切りをつける。
こうした“遊び要素”+“ルーティン”が習慣になると、子どもにとってもストレスなくお風呂に入れ、きっとお風呂を好きになってくれますよ。
まとめ:大切なのは無理をしないこと
- 準備8割・段取り1割・心の余裕1割
- 一瞬目を離さない動線を意識する
- 「完璧」より「安全」「安心」を優先に
- おふろを“親子の楽しい時間”ルーティンに
ワンオペのお風呂は、毎日の小さな戦いのような時間。
でも、「ちゃんと入れなきゃ」「楽しくしなきゃ」なんて思いすぎなくて大丈夫です。
湯船に入れない日があってもいいし、シャワーだけで済ませてもいい。
ときには「子どもだけ先に入れて、自分はあとでゆっくり」でも立派な工夫です。
大切なのは、親も子も無理をしないこと。
完璧じゃなくても、「今日もなんとかやりきったね」と笑える夜なら、それがいちばんです。
あなたのペースで、おふろ時間を楽しんでいきましょう。
参考ページ一覧

