もくじ
親子でお風呂にいつまで入る?平均年齢と卒業のサイン
親子でお風呂に入る時間は、親子の距離がぐっと近くなる“特別なひととき”。
でも、子どもが成長するにつれて「そろそろひとりで入ろうか」「もう一緒に入るのは終わりかな」と考えるタイミングも増えています。
実際に「何歳ごろまで一緒に入る」という家庭が多いのでしょうか?
その平均や目安、そして“卒業のサイン”を探ってみましょう。
日本の調査からみる「一緒に入浴」年齢の目安
- 東京ガス都市生活研究所の調査によると、9〜10歳ころになると親と子が一緒に入浴する機会が半数を超えて減少するというデータがあります。 (東京ガス ウチコト)
- たまひよのアンケートでは、子どもが「異性の親とのお風呂、何才までOKか」という問いで、6歳が最多(24.1%)という結果が出ています。 たまひよ
- ベネッセの調査では、「異性の親子が一緒にお風呂に入っていた年齢」について、約42%の家庭が「6〜9歳まで」と回答しています。 ベネッセ教育情報
これらを総合すると、「小学校低学年(6〜10歳前後)」がひとつの節目となっていることが読み取れます。もちろん、性別・家庭・地域など状況によって個人差は大きいです。
卒業のサイン=「一緒に入れなくなる理由」って?
お風呂を“そろそろひとり”に切り替えるタイミングには、以下のようなサインがあります。
- 子どもが「一人で入りたい」「ママ(またはパパ)とは別がいい」と言い出す
- 子どもの体つきや服装が変わり、親と一緒に入ることを恥ずかしがる
- 身体を一人で洗える・髪を洗える・浴槽の出入りも自分でできるようになる
- 家族が異性親子という場合、性の意識やプライバシーを意識し始める時期 All About(オールアバウト)
「何歳になったら完全ひとりで入るべき」という明確なルールはありませんが、上記のような変化が出てきたら“卒業”を考えるひとつの目印になります。
どう進める?親子入浴からひとり入浴へのステップ
- 安全・環境の整備:浴室の滑り止め・温度設定などを確認。
- 境界の共有:「今日はママ先に入る?それとも一緒?」など選択肢を子どもに与える。
- 少しずつ距離を:最初は親がすぐ後ろに控えるなど、ひとり入浴への移行試験。
- 成長を言葉で支える:「○○ちゃん、こんなに自分でできたね!」と褒める。
- 親自身も準備を:子どもの身体・心・発育を観察し、「今がその転換期かな?」と意識を持つ。
まとめ:親も子どもも準備が整えば、自然とその時がやってくる
親子でのお風呂時間は、成長とともに形を変えていく自然なプロセスです。
「いつまで?」の正解は家庭によってそれぞれですが、調査では6〜10歳くらいがひとつの節目となることが多いという結果でした。
大切なのは、子どもが「別々でも大丈夫」と感じられる準備と、親が「そろそろこのスタイルを変えようかな」と意識を持つこと。
親子で過ごすお風呂の“最後の日”がいつ来るのか――
少し寂しい気持ちもありますが、「次のステージに進むためのスムーズな切り替え」ができるよう、子どものサインを見逃さずに、この貴重なお風呂時間を過ごしていきましょう。
参考ページまとめ
- 親子で一緒に入浴する時間は、9〜10歳頃に減少傾向 ― 東京ガス「親子入浴のすすめ」
https://uchi.tokyo-gas.co.jp/topics/5660 - 異性親子の入浴、6歳が最多のボーダーライン ― いこーよ 調査結果
https://st.benesse.ne.jp/ikuji/content/?id=199644 - 異性の親と一緒にお風呂に入るのは何歳まで? ― ベネッセ スタイルケア研究所
https://benesse.jp/kosodate/201908/20190815-1.html - 女の子がパパと一緒にお風呂に入るのはいつまで?卒業のタイミング ― All About 子育てスタイル
https://allabout.co.jp/gm/gc/455360/ - 「からだが変化しはじめたら一緒にお風呂を卒業」 ― StoryWeb 尾木ママ連載
https://storyweb.jp/lifestyle/230737/

