もくじ
親子入浴の卒業タイミングって?
親子でお風呂に入る時間は、日々のバタバタから少し離れて気持ちがほぐれる貴重なひととき。
けれど子どもが成長するにつれ、「ママと息子は、いつまで一緒に入っていい?」「パパと娘は、そろそろ卒業したほうがいい?」と迷いが出てきます。
今回は、データを比較しながら「卒業のタイミングと目安」を考えてみましょう。
年齢の目安:多くの家庭が“6~10歳”で卒業
- いこーよのアンケートでは、「父と娘」の場合、「小学校低学年(1〜2年生)まで」「小学校中学年(3〜4年生)まで」が最多。
「母と息子」の場合は中学年まで、さらに「小学校高学年(5〜6年生)まで」と答える人も父と娘の2倍ほど。 (子供とおでかけ情報サイト いこーよ) - 東京ガス都市生活研究所調査では、9〜10歳頃になると「ひとりで入浴が多くなる」とされ、親子入浴の頻度も減少傾向。 (東京ガス ウチコト)
- マイナビでは、父と娘の入浴は1歳がピーク(約31.7%)と報告。
6歳以降は急激に減少。12歳では男・女ともに異性の親との入浴はほぼ0%。 (マイナビニュース)
これらをまとめると、小学校低学年〜中学年ごろ(6〜10歳)が卒業のめやすといえます。
ママと息子/パパと娘の「卒業ポイント」はどこ?
異性の親子入浴の切り替えは、年齢だけで判断するのではなく、以下の“サイン”が大きなヒントになります。
● 子どもの気持ちが変わってきた
・「ひとりで入りたい」
・「恥ずかしい」
この気持ちは、体のプライバシー意識が育っている証拠。
● 発育の変化
女の子の胸のふくらみ、男の子の体つきの変化など「第二次性徴」が始まると、子ども自身が強い違和感を覚えることがあります。
● 第三者の目を気にし始めた
友だちの話や学校での会話で「まだパパ(ママ)とお風呂?」と気にするお子さんも。
自尊心が育っている大切なサインです。
東京すくすくの記事では、産婦人科医の見解として
「誰かが違和感を覚えたら”卒業どき”」と述べられています。
移行をスムーズにするための方法
ママと息子、パパと娘…という組み合わせでは特にタイミングに迷うもの。
ここでは、自然に“ひとり入浴”へ移行しやすいステップを紹介します。
● 段階的な「ひとり風呂練習」
いきなり完全に別々ではなく、
「洗うのは自分→湯船だけ一緒→最後は見守りだけ」
のようにステップを分けると親子とも安心です。
● お風呂環境を整える
ひとりで入浴する際の安全ポイントはとても重要。
・すべり止めマット
・浴室の明るさ
・湯温は40度以下
・衣類脱ぎ着がしやすいように導線をつくる
など、小さな準備が大きな安心につながります。
年齢よりも大切なのは「親子どちらも無理なく」
異性入浴の“正解の年齢”はありません。
同じ7歳でも、
・恥ずかしがる子
・まったく気にしない子
どちらもいます。
大切なのは、
「子どもの成長を尊重しつつ、無理のないタイミングで区切りをつける」
という姿勢。
卒業のタイミングは、思春期の入り口でもあり、お子さんの自立の第一歩にもつながります。
まとめ:年齢は参考程度に。子どもの成長を尊重して
ママと息子、パパと娘の親子入浴は、複数の調査から6〜10歳ごろがひとつの目安といえます。
ただし、年齢よりも大切なのは、
・子どもの気持ち
・成長のサイン
・家庭の状況
をていねいに見ながら決めていくこと。
親子で一緒に入る時間もひとりで入る時間も、どちらも子どもが成長する大切なステップです。
“卒業”を前向きな変化として迎えられますように。
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