冬至のゆず湯は何歳から?2025年は12月22日

冬至のゆず湯は何歳から?2025年は12月22日

2025年11月26日

冬至は「ゆず湯」であたたまろう

12月の風が冷たく感じるころ、日本には昔から“冬至(とうじ)”の日にゆず湯に入る風習があります。
冬至は1年のうちで最も昼が短く、2025年の冬至は12月22日(月)です。

「冬至にゆず湯」は、江戸時代からの習わし。
香りのよい柚子には、冷えを防ぎ、邪気を払うという意味が込められていました。
お湯に浮かぶ黄色い果実の香りで、なんだか気持ちまで明るくなる——そんな季節のしあわせ時間です。


ゆず湯のうれしい効果

柚子の果皮には、リモネンやシトラールといった精油成分が含まれています。
これらには血行促進やリラックス効果があるとされており、冷え性の緩和や肩こりの改善にも役立つといわれています(参考:花王 健康科学研究会「入浴が心身に与える健康効果」)。

冬至にゆず湯に入る風習には、いくつかの意味が込められています。

1.冬に「融通」がきくように冬至(とうじ)」と「湯治(とうじ)」、「ゆず」と「融通(ゆうずう)」をかけた語呂合わせの意味もあるそうです。

2.邪気払いと健康祈願 ゆずの強い香りが邪気を払うと考えられていました。また、香り成分(リモネンなど)や、豊富なビタミンCなどにより、血行促進や保湿、風邪の予防に良いとされています。


柚子湯は1歳を過ぎてから入ろう

一般的に、ゆず湯は柑橘系の成分が刺激になることがあるため、1歳を過ぎて肌が強くなってからが安心と言われています。

赤ちゃんと入る際の注意点

1歳未満の赤ちゃん:ゆず湯は避けましょう。刺激が強く、デリケートな肌には合わない場合があります。

1歳以上のお子さん必ず、様子を見ながらごく少量から試すこと。最初は浴槽にゆずを1個だけ浮かべてみるなど、薄めのものから始めましょう。
特に子どもの肌に傷や湿疹がないか確認しましょう。刺激を感じやすい場合はすぐに使用を中止し、シャワーで洗い流してください。

  • 柚子の果皮には刺激成分(リモネンなど)が含まれるため、
    皮膚がデリケートな赤ちゃんは「直接果実に触れないように」しましょう。
  • 果汁が湯に出すぎるとピリピリ刺激を感じる場合があります。
    ガーゼやネットに入れて湯船に浮かべるのが安心です。
  • 湯上がり後は、肌に残った成分をぬるめのシャワーで軽く流してあげましょう。
  • ゆず湯の入浴後は、保湿ケアを忘れずに行ってください。

スーパーの柚子でOK!料理の残りでも大丈夫

ゆず湯のために特別な柚子を買う必要はありません。
スーパーで手に入る柚子で十分。
料理に皮を使った残りの果実でも問題ありません。皮は薄くそいで冷凍もできますよ。

1〜2個をガーゼやネットに入れて湯船に浮かべるだけで、浴室中にふんわりとした香りが広がります。


まとめ:親子で楽しむ冬の“ゆず湯じかん”

湯気の中にただようゆずの香りは、子どもの五感をやさしく刺激すると言われます。
「いいにおいだね」「きいろくてまるいね」と話しかけながら、一緒に冬の季節を感じる時間に。
冬至の夜を、家族でゆっくり整う時間にしてみましょう。

2025年の冬至は12月22日(月)
月曜日が慌ただしいなら、前日の日曜日でも、土曜日でもいいですよね。
今年は、「おうちゆず湯」でぽかぽか過ごしてみませんか?


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